代表インタビュー
【Profile】代表取締役 溝上 雅俊 Masatoshi Mizogami
1983年徳島県生まれ。大学在学中よりインターンとして在籍していた採用支援会社に就職。
その後、人材サービス企業の立ち上げに創業メンバーとして参画する。
2009年に株式会社ザッパラスに入社し、新規事業を皮切りにさまざまな事業の責任者を歴任。
執行役員を経て2019年株式会社cocoloni取締役、2021年同社代表取締役に就任。
2023年7月、株式会社ザッパラス代表取締役に就任し、現在に至る。
●ザッパラスに入社した経緯を教えてください
大学3年生でインターンとして新卒採用支援の会社でキャリアをスタート。4年生の頃には既に8社ほどクライアントを担当していたので自分の就活どころではなく、そのまま正社員になりました。
その後、会社の先輩が起業をし参画。創業メンバーとしてがむしゃらに働きました。採用支援からHP制作から、手当たり次第になんでもやっていましたね。
ただ、採用コンサルティング事業ではたくさんの会社や優秀な人材に関われる反面、採用後は直接的に事業に関われるわけではないので、自分単体での社会への影響力も限界があるなと感じていました。それよりも自分自身でサービスに触れ、作り上げていきたいという思いが強くなり、転職を決意。
成長業界であるIT系でなおかつ影響力の大きなBtoC、さらにキャッシュリッチな企業なら新規事業の機会も豊富だから新参者の僕にもチャンスがあるはず。その条件に合致したのが当時のザッパラスだったんです。いま思えば浅はかな思考と感じる部分も多々ありますが、若かったので(笑)。
●ザッパラスグループではどのようなキャリアを歩まれましたか
最初は占いというメインストリームではなく、ソリューション部というセクションでさまざまな新規事業に取り組みました。2つ、3つの事業の兼務は当たり前という感じでしたね。
その後もcocoloniの代表に就くまで本当に幅広い事業領域を経験できたのは財産です。次々とチャレンジする機会をくれた当時の上司や代表には感謝しかありません。
最も印象に残っている仕事はオーナーとして主催した『占いフェス』です。このイベントではじめて占いと正面から向き合えました。占い市場の歪さや閉鎖性、その一方で占いがお客様に与える光や希望。単にビジネスとして捉えていた占いでしたが、売上や利益も大事だけれどそうじゃない部分で人を幸せにする力がある。価値観が大きく変わった出来事でした。
●一緒に働くスタッフに求めることはなんでしょうか
その人なりの「仕事観」を持ってほしいです。
ただ生活をしていくことを目的としたお仕事なら他にも選択肢はたくさんある。せっかく占いを扱う会社に入るのだから、自分たちはこんな占いサービスをやっているんだ、と胸を張れることが大事ではないか。だって自分が作った占いのキャッチコピーひとつで誰かの人生を変える可能性があるんですよ。その重みを感じるべきではないかと思います。
ザッパラス(cocoloni)は縦割り組織ではありません。役割分担であり、そこに上下はないんです。だからこそこういう役割を担いたい、責任を背負うぞという気概のある人に仕事を託したい。
●今後のザッパラスグループの方向性を教えてください
占いの“新しいスタンダード”をつくる。
これまでプラットフォーマーにあわせてコンテンツを作っていたのが、その垣根がなくなり自分たちで直接提供していくことになったいま。占いに求められているものは何か、あらためて根本的に考える機会だと思っています。
占いのニーズとは何か、時代にあわせてどんな加工をすればより浸透するか、そして何千年も続く占いが培ってきた歴史や守るべき本質的な価値は何か。まさしくパラダイムシフトが起ころうとしています。
なおかつテクノロジーの進化、AIの活用で1to1のマーケティングが可能になった。かつてない作り方、売り方、マーケティングを組み合わせれば、新しい時代にあった占いコンテンツの常識が生まれるわけです。
占いに次世代の当たり前をつくる。国内にてたくさんの占い師と関わりを持ち、占い業界のみなさんとともに占いの未来を考え続けているザッパラス(cocoloni)だからこそチャレンジしうるミッションだと考えています。